道辻 研以智作品
本きりえ協会会員。きりえ制作歴27年。今までに制作したきりえの数は実に200点ともなる。作品にはその土地の風情・趣を映し出したものをテーマにしたものが数多く見られる。ひとつひとつから見られる繊細さは見ていて心地よさを与えてくれる。根強いファンも多く、これからの活躍が期待される。
 

市内観光の作品

元町カトリック教会
函館山の風景
ハリストス正教会
旧イギリス領事館
十字街と函館山
大三坂と函館山
相馬商事
護国神社と函館山

作品の感想など受付ております。





【元町カトリック教会】 ▲上へ戻る
 

フランスの宣教師が函館にて仮聖堂を立てたことがはじまりとされている。明治9年(1876年)に最初の建物が建築されたが、大火で焼失。明治43年(1910年)に再建されたが、再び火事により焼失してしまう。現在の聖堂は大正13年(1924年)に完成した。内部には、ローマ法皇ベネディクト15世により贈られた祭壇があり、日本でも唯一の珍しいものとされている。

 



【函館山より眺める函館の風景】 ▲上へ戻る
  日本三大夜景のひとつとも呼ばれている函館山。標高は約334m。展望台から見る夜景は絶品で、毎年多くの観光客の方々がこの山へと訪れる。また、観光客だけでなく市民もよく訪れる夜景スポットで、毎晩多くの人で賑わっている。山頂へはロープウェイやタクシー、バス、自家用車など。自動車道は冬期は閉鎖中。夜景ではとても有名だが、意外と知られていないのが昼間にみる景色。こちらは爽やかな景色を見ることができる。ちなみに、オススメは夕方から夜にかけての景色。やはり空気の澄んでいる秋口から冬が一番美しいといわれている。
 



【ハリストス正教会】 ▲上へ戻る
 

通称「ガンガン寺」とも呼ばれる元町の観光スポットの一つ。「チャチャ登り」に面して立つ教会。ビザンチン様式が美しさを醸し出している。ハリストス正教会の司祭ニコライが、日本で初となるロシア正教を伝道したといわれる。1859(安政)6年に建てられた、日本最古のギリシア正教会の聖堂だが、大火により焼失。現在の建物は大正5年に再建されたものとなっている。国の重要文化財に指定されている。

 



【旧イギリス領事館】 ▲上へ戻る
 

2階建ての建物。明治の洋風建築としては非常に洗練されている建物である。領事館としての業務は安政6年から昭和9年まで行われていた。現在は、開港の歴史を伝える記念館として公開され、レストランや英国輸入雑貨ショップも併設。文久3年(1863年)、今の元町と呼ばれるところに領事館が建てられたが、慶応元年の火事で焼失、以後2回建て直すが、いずれも大火で焼失した。 現在の建物は大正元年頃に新築されたもの。昭和54年(1979年)、函館市有形文化財へと指定された。

 



【十字街と函館山】 ▲上へ戻る
 

当時は官庁・銀行街・カフェやバーなどが立ち並ぶ歓楽街であった。昭和9年の函館大火で焼けてからは、その役を大門(函館駅前地区)に奪われ、また、人口が郊外へ移転していったこともあり、今では周辺の住民のための小さな商店街となっている。ここには、有名な飲食店などの本店が残っている。近年も、火災にあい幾つかの店舗が焼けてしまった。正面に見えるは「函館山」、右に曲がると波止場が、山を背に向けて進んでいくと函館駅前へと行くことができる。

 



【大三坂と函館山】 ▲上へ戻る
 

函館は坂の多い町としても知られているが、この「大三坂」もそのなかの一つである。ここは協会などの観光スポットも非常に多く、毎年沢山の人が訪れる。この大三坂からチャチャ登へと続くとおりは、非常に景色もよく、函館に来ているという事を痛感する場所でもある。ちなみに、「チャチャ」とは、「おばあさん」という意味である。秋には道の両脇に植えられているナナカマドが実をつけ、美しい景観となる。

 



【相馬商事】 ▲上へ戻る
  大正5年に建築された和洋折衷の建物。函館でも歴史の古い建物となる。夜になるとライトアップされ、グリーンの外壁やパラディアン窓が映えて一層美しさを輝かせている。基坂の下に位置し、見上げると元町公園、旧函館区公会堂の建物が函館山の斜面にそびえている。
 



【護国神社と函館山】 ▲上へ戻る
 

護国神社へと通じる広い坂。麓には「高田屋嘉兵衛」の像等がある。観光地から若干外れているせいで、静かな坂となっている。もっとも、観光地化されていない分だけ、昔の函館の情緒を残していると言うべきか。以前は、「汐見坂」と呼ばれていたらしい。ちなみに、この坂の名前は「護国神社坂」という。そのまんまである。